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店舗集客の新潮流!Google広告「来店計測」で効果を“見える化”

作成者: diggin|25/07/14 6:15

店舗ビジネスにおいても、デジタル広告は集客の重要なカギとなっています。特に、Web広告を活用した店舗集客に取り組む事業者が増加の一途を辿っています。

そんな中、デジタル広告の効果を測る上で欠かせないのが来店計測です。

しかし、来店計測って何?といった疑問をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

 

来店計測することで、あなたの広告がどれだけ実店舗への来店に貢献しているのかを明確に把握できます。

これにより、広告予算を最適化し無駄を削減効果的な広告運用で集客効果を最大化できます。

 

この記事では、Web広告の中でも特に活用頻度の高いGoogle広告の来店コンバージョンについて、その仕組みから設定方法、計測の条件、そして活用する上での重要ポイントまで解説します。

 


Google来店計測とは

来店計測とは、Google広告を経由して店舗に来店したユーザー数を計測する仕組みのことです。

従来のチラシや新聞広告といったオフライン広告の効果測定が難しかったのに対し、デジタル広告の特性を活かし、「ネット広告を見た(クリックした)ユーザーが、実際に店舗に来てくれたのか?」をデータとして把握できるため、近年注目を集めています。

 

来店計測の仕組み

来店計測は、主にGoogleのロケーション履歴に基づいて計測されます。これは、GoogleマップやChromeなどのGoogleアプリでGoogleアカウントにログインし、位置情報の利用を許可しているユーザーのデータを利用するものです。

来店コンバージョンの大まかな流れは以下の通りです。

  1. Googleアカウントにログインしているユーザーが店舗の広告を閲覧。
  2. 広告をクリックまたは閲覧したユーザーが実際に店舗へ来店。
  3. ユーザーの来店情報と広告の接触履歴が、プライバシーに配慮した形で紐付け。
  4. 過去と現在のデータに基づき、広告接触後の来店者数がGoogle広告上で推定値として生成。

来店計測は、検索ネットワーク、ディスプレイ ネットワーク、YouTube ネットワークといった幅広い広告媒体で計測が可能です。

 

※計測できる数は推定値

重要な点として、来店の数値はGoogleのデータに基づいた推定値であり、実際の来店者数と完全に一致するわけではありません。あくまで指標の一つとして捉え、その数値を追いかけるようにしましょう。

 

来店計測のメリット

来店計測することには、以下のような大きなメリットがあります。

 

広告の費用対効果を可視化し、適正な広告予算を把握できる

広告経由の来店数を把握することで、「どの広告がどれくらいの来店に貢献しているのか」が明確になります。これにより、効果の高い広告に重点的に予算を配分したり、効果の低い広告を見直したりするなど、根拠に基づいた広告予算の最適化が可能になります。

 

 

来店測定できる条件

来店計測を利用するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。事前に以下の項目を確認しておきましょう。

  • Google広告で住所表示オプションが有効になっていること: 広告に店舗の場所や地図、距離などを表示する機能です。来店計測には必須となります。
  • Googleビジネスプロフィール(GBP)とGoogle広告アカウントを連携していること: 店舗情報を管理するGBPと広告アカウントを紐付ける必要があります。
  • 連携するGBPアカウントのオーナー認証が行われていること: 連携するGBPの各店舗が、オーナーによって正式に認証されている必要があります。
  • 広告のクリック数やインプレッション数と実店舗への来店数が十分にあること: Googleのプライバシー基準を満たすため、一定のデータボリュームが必要です。計測に必要なデータ量は広告主によって異なるため、注意が必要です。

 

来店計測を行うべき企業

上記のメリットや条件を踏まえると、特に以下のような企業は来店計測を検討する価値が高いと言えます。

  • 店舗数が複数あるチェーン展開をしている企業: 十分なデータ量を確保しやすく、効果測定による改善効果も大きいため相性が良いです。
  • ローカル検索と相性が良い業種: 自動車ディーラー、エンターテイメント施設、飲食店、学習塾など、地域密着型のビジネスは来店計測の効果を実感しやすいでしょう。

 

来店計測の際に対応すべきポイント

GBPの整備: 正確かつ魅力的な店舗情報をGBPに登録・更新することで、広告を見たユーザーの来店意欲を高めることができます。

 

まとめ

店舗ビジネスにおいて、デジタル広告はますます重要な集客手段となっています。しかし、広告の効果をしっかりと把握し、改善を重ねていくことが、競争の激化するWeb広告市場で勝ち残るためには不可欠です。

Google広告の来店コンバージョンは、あなたの広告が実店舗への来店にどれだけ貢献しているのかを可視化し、より効果的な広告運用へと導く強力なツールとなります。

まだ来店計測していない方は、ぜひこの機会に導入を検討し、データに基づいた店舗集客戦略を実行してみてはいかがでしょうか。